生姜は食べ過ぎても大丈夫?副作用ってあるの?

生姜は食品ですので、普通に食べる分には特に副作用や障害の心配はありません。

しかし、生姜には、胃腸の運動を活発にして消化吸収を促進する効果があるため、もともと胃腸が弱い人が食べ過ぎると、腹痛を起こすことがあります。

さらに珍しいケースになると、膀胱の内壁が炎症を起こして、血尿が出ることもあります。

漢方薬の解説では、ショウキョウ(生姜)の副作用は特にないと書かれていますが、「陰虚火旺(いんきょかおう)」という体質の人は摂り過ぎに注意する必要があるという注釈があるものもあります。

陰虚火旺とは、体温調節が正常に機能していない人で、顔や手足のほてり、口渇、寝汗、不眠、耳鳴りなど、さまざまな症状が現れます。

特に生の生姜は、大量摂取すると熱の発散が多くなるため、乾燥肌の人や皮膚炎を起こしている人も注意が必要です。

また、脳を刺激する効果があることから、イライラが酷い時や、寝つきが悪い時にも、食べる量には注意したほうが良いです。

上記は、いずれも尋常ではない量を食べた場合で、目安量(生の生姜で1日10g~20g程度、乾燥生姜ならば1g~2g程度)であれば、特に大きな問題はないでしょう。

生姜は副作用が極めて少ない、優良な食品という訳なんですね。

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