乾燥生姜の一日の摂取量の目安

「生姜はどれくらい食べると効果を実感できる？」という声は多いですが、生姜は食品ですので、摂取量に決まりがあるわけではありません。

食生活や生活環境、健康状態による影響もありますから、実感できる効果には個人差があります。

とはいえ、やはり食べ過ぎは禁物です。生姜は、強い殺菌効果や、刺激となる辛味成分を多く含んでいるため、胃腸の弱い人が過剰摂取すると、胃腸を壊してしまう可能性があります。

一般的には、生姜のポカポカパワーを実感したい！という場合は、おおよそ一日で10g程度の摂取で十分効果が期待できると言われています。多くても20gくらいまでにしておくのが良いでしょう。

生姜10gは、スライスだと6枚くらいに相当する量ですが、生姜の水分含量は90％以上ですので、乾燥生姜にすると、ほぼ1gといったところです。

生姜は、漢方でも使われる食品ですし、食欲不振や疲労回復を目的として、様々な料理や菓子類に香辛料として加えられていたり、日本食では薬味として利用されていたりしますので、比較的食べる機会が多い食品です。肉や魚の臭みを消す目的で生姜を使う料理もありますね。

ちなみに、豚肉の生姜焼きのレシピでは、1人前換算すると、豚肉100gに対して5g程度の生の生姜が使用されます。

これだけで、1日摂取量の半分くらい入っていることになります。

また、青背の魚は傷みやすいので、生で食べる時の薬味としては、わさびよりも生姜を添えることが多いです。

お寿司屋さんに置いてあるガリなどは、好きな人なら軽く6枚を超える量を食べているのではないでしょうか。

このように、好みもありますし、過剰摂取にならない程度に美味しく食べられる範囲というのが、摂取量の目安と考えても良いかもしれません。

ただし、これは乾燥生姜や生の生姜の場合です。
漢方薬やサプリメントなどの生姜製品は、メーカーが定めている用量をきちんと守ってくださいね。